•  マッキー

7. 風を利用した釣り "DIPPING" 

むかし、凧をつかって魚を釣るという話を聞いたことがある。アメリカでも日本でも盛んではないけれどあるらしい。凧に仕掛けをつけて飛ばし適当なところで仕掛けを落とすわけだ。

 当時、日本の凧の会員だったから、この話を聞いてすぐにやってみたいとおもった。どんな凧でもいいのだろうけれど、やはりそのための凧にしたい。形は変わらないまでもその絵はやはり魚でしょう。墨一色で画面一杯にライズする魚できまりです。

 とりあえず、東京湾で試しました。でもすぐやめました。2本の糸を気にしながら飛ばして仕掛けを落とす、凧をすぐに取り込む(中途半端な高さの凧は安定しにくい)あっちこっちと、とにかく忙しい。魚をかける前から、こんなに慌ただしいつりはいけません。

(じつは、釣れなかったのと、何回目かに凧が落ちてしまったからなんですが)

 先日、この風を利用してフライを飛ばす釣方がニュージィランドにあるとききました。ニュージィランドに居を構えている渡辺さんからきいたはなしです。釣友のピーターと湖にいったとき、強い風のなかピーターが12フイートほどの竿を取り出し、ポリヤーンを付けドラゴンフライを風にのせて飛ばしはじめました。(その湖は魚が沖合いでとんぼに反応している)水面と平行に一直線にラインがのびていたそうです。たぶんポリヤーンのちじれた細い繊維に風がぬけて飛ぶのでしょう。そのシステムの細かいことは分かりませんでしたが、ニュージィランドに帰った渡辺さんから連絡がありました。

 そもそもこれは、アイルランドやスコットランドではトラデショナルな釣方だそうで、生きたメイフライを付けて遠くのライズを釣るのだそうです。ときに、その下にウエットやニンフをつけることもあるらしい。DIPPINGといって、ロッドは11~14フィートの長さがあり、バッキングからポリヤーンを4メートル、その先にティペットを2メートルがスタンダードのようです。

 ポールの弟はHARDY社?のディッピングラインを使っているそうだから、そんなに珍しい釣りではなさそうです。それにしても風にのったラインが一直線に飛んでいくなんて気持いいでしょう、きっと。私は今度の北海道釣行ではぜひ試してみます。チヌのおとしこみの糸をバッキングにしてラインシステムはできたし、いまならモンカゲロウかユスリカでしょうねえ、スチムレーターも試してみよう。12フィートシングルハンドのテストロッドも持ってくし、あとは、いやな風を待つだけだ。

(6月12日から17日までマッキーズはやすみます)

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