•  マッキー

12. 外科医の3回ひねり。

 「おおい、どうしちまったんだい、いつあけたって、コラムが変わらねえじゃねえか」

 実際にはもすこし優しくですが、お小言を頂いてます。なにせ、11番目で止まってますからおしかりはごもっともで。いいわけじゃないんですが、ホームページを更新してからと思ったもんですから・・・。ところが、なんにもわかってない竿やの親父がつくるもんだから、めえわるくなるは、ねむくはなるは、ああだこうだって、はかあいかなくって、やっと、出来たようなわけでして。でも嬉しいですね、コラムは脇なんですけど、気にしていただいてて。

 ついでにもひとつ、おしかりを受けちゃいますが、ホームページの更新に便乗して、竿の価格を上げました。いや、正碓にいいますと元の価格よりすこし安い価格に戻したということなんで・・・これもひとつ勘弁してやってください。

「ブラッドノットです」リーダーとティペットの結束の方法を聞くとこう答える釣り人がおおいようです。これはきっと、日本にフライフィッシングがはいってきた頃、怪しげなネーミング(Blood Knot)もそうだし、その結び方のイラストレーションも難しそうでかっこうもよかったこともあり(アングラーズハウス社のマークにもなっている)さらにほかのノットは紹介もされなかったためじゃないだろうか。だからこのブラッドノットで結んでるベテランのフライフィッシャーはたくさんいて、そのベテランから教えをうけたり影響されたりすることでブラッドノット派がおおいのですね。そのうえ、最初に覚えたノットをかえるのはなかなか難しいということもあるでしょう。

 5ー6年前のFly Fishers誌にサージャンズノット(Surgeon's Knot)のスリーツイストが、ブラッドノットより強いという記事がでていた。通常サージャンズノットはツーツイストだが、それを3回ひねるスリーツイストにすると2回より結束強度がさらに高くなるということだった。これを読んですぐに釣り糸の研究室でテストしたもらった結果、2回より3回、さらに4回ツイストさせた方がさらに強くなることがわかった。ただしツイストが多くなるほど結び目が大きくなるからスリーツイストがいいところだろう。さらにこのサージャンズノットがいいのは、なにより簡単なことで慣れたら老眼鏡がなくたって結べるし、夕まずめでもへっちゃらだし、糸の太さが大きく違っても結ぶのが楽なことだ。なんたって、こまむすび3回ひねりだもんね。

 私がサージャンズノットに出会ったのはFly Rite社のハイビズリーダーで、これはテーパーリーダーと別に蛍光グリーンのティペットがついていて、その結び方がサージャンズノットで図示してあったのが最初でしたが、それがあまりにも簡単すぎて信用できず、ブラッドノットと併用していたんですが、いまではもっぱらこのサージャン(外科医)を信用しているわけです。


 サージャンズノットの結び方

 テーパーリーダーの先端とティペットを重ね合わせ、その2本の部分で輪を作りティペット側をその輪に2回3回とくぐらせる、単純にこまむすびにするわけだ。そのまま両サイドを引っぱって結ぶのだがその際、結び目をなめてから締め付けるとプレッシャーによるダメージをすくなくすることができる。カンタン。

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