•  マッキー

11. このところ、額縁つくりにこってます。

 このところ、額縁つくりに凝ってます。とはいっても額縁は中身がはいってはじめて成り立つものですから、その中身は何なんだということになるわけで,ま,竿屋ですから魚を持ったニコパチか,竿と魚の並んだのなんておもわれるでしょう。でもほら,ちょいといい魚が釣れてはじめていい絵になるわけだし、ちっちゃいんじゃあ、自慢にならんでしょう。いや、言い訳するわけではないんですが、もちろん尺オーバーだ60センチのレインボーだってのは、わたくしにだってありますよ。でもなぜか良く写ってなかったり,カメラを忘れたりで、ついてるのについてないんですね。釣った魚の写真を撮るとき,早く水に戻してやりたいから,慌てるんですね。

 そんなわけで額縁の中には、魚と違っていつだって必ずとれる、川の水と石の写真がはいるのです。しかもその写真を、わたくしはアートだといってますし、げいじゅつだともおもってますから、どうしたってこれらの作品には額縁が必要不可欠なんです。それもエミルタージュやルーブルにある金色ごてごて豪華ものではなく,ひっそり華奢でなにげなく控えめな額縁が似合うわけです。

で,これらの額縁を店にべたべた貼る予定にしてます。額縁屋と間違えられるくらいに。いやあ,楽しみだなあ。

 これで思い出すのが、アメリカはモンタナ州のリビングストンにあるDanBaileyのフライショップです。原寸大のトラウトのシルエットが墨一色で描かれた板が、店内の壁の上の方にベタベタ飾ってあったことです。魚たちは、ギャラティン、ビッグホーン、マディソン、ビーバーヘッドなどの大物たちでしょう、そのうえ墨一色ですから迫力がありました。データも書いてあったりして、まさにアメリカの魚拓といったところです。カード会社のPR誌ImpressionGoldの最新号にDanBailyの店がでていましたが、この魚拓はさらに増えていました。魚ベタベタに対して,石ころベタベタじゃあ迫力に欠けるかなあ。でもまあ、ここは竿もアーティストだしいいか。

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